【スタッフコラム】車のエアコンが全然冷えない!原因別確認方法とは?
皆様こんにちは!
東京オリンピック2020が日本勢の金メダルラッシュで有終の美を飾りましたね!
連日のように各競技の選手たちがメダルを取った報道がされていて、ニュース記事を見るのがすごく楽しく嬉しくなりました。
さて、そんな金メダルラッシュの東京オリンピックですが猛暑により時間変更や開催場所に関して様々な取り組みが行われ、それに関しても連日報道がなされていましたね。
選手たちは自身のコンディションに大きく影響する気候問題ですが、自動車ユーザーの皆様に関して大きく影響するのはずばり
車内のサウナ問題
ですよね( ;∀;)
ドアを開けた瞬間にモわっと熱気が顔に当たりますし、走行中窓を開けようが背中にはびっしり汗がにじみます。
なのでどうしてもエアコンを使う必要があるのですが、車を長く乗っているとエアコンが徐々に効かなくってくることがあります。
例えば、以前までは温度を一番下げると寒くなってくるほどだったのが、一番下でもやや冷たい程度で猛暑を乗り切るには役不足になってくるといった変化は皆様も感じたことがあるのではないでしょうか。
かくいう筆者も以前同じようなことがあり、あわや大惨事になりかけました。
エアコンが効かない原因にはさまざまあり、原因によっては大事故につながる可能性があります
症例とともにご自身のお車で起きていることをトラブルシューティングしてみてはいかがでしょうか
ケース1:走行中は冷えるが停車中は冷えない
原因として考えられるのが、電動ファンの故障です
自動車のエアコンはエアコンガスをコンプレッサーで圧縮し半液状にして、コンデンサーと呼ばれる冷媒を冷やす装置を通すことによってある程度冷やされたものを、さらに気化させることで気化熱を利用して冷えた空気を出すという仕組みになっています。
この冷媒を通すコンデンサーは車の前方につけられていて、走行中の風や裏につけられた電動ファンによって冷やされます。
停車時に冷えないということはこの電動ファンが稼働していないことが考えられますので、電気系統の確認や、ファンの交換が必要です。
また、この電動ファンがエンジンを冷やすためのラジエーターと呼ばれる装置を冷やすことも役割の一つとしてあるので、十分にエンジンが冷やされなくなる可能性が考えられます。
その結果としてオーバーヒートを起こしてしまうと大変危険ですので、単にエアコンの効きが悪いだけと考えるのではなく、しっかりとした整備工場で一度見てもらうことをお勧めします。
ケース2:走行中も停車中も冷えない
この場合は、エアコンガスのガス漏れや、コンプレッサー故障などさまざまな原因が考えられます。
原因を一つ一つ確認していきましょう。
①A/Cボタンを押してみてカチッと音がするか否か
②カチッと音はするが冷えない
③エアコンガスの補充をしたが冷えない
まず①の場合コンプレッサーが故障している可能性が考えられます。
コンプレッサーはA/Cボタンを押すとエンジンの力を利用して動かせるように、コンプレッサーとエンジンをつなぐ装置がつながります。
このときカチッと音がするのですが、しない場合おおもとのコンプレッサーが作動していませんので、冷えません。
コンプレッサーの故障であれば、プーリーの交換や電子クラッチの交換など少々手間がかかるので是非お近くの整備工場に持ち込むことをお勧めします。
次に②の場合コンプレッサーは作動していると考えられますので、中にあるエアコンガスの不足が考えられます。大体の場合エアコンガスの補充で冷えることがほとんどなのですが、エアコンガスを入れすぎることも車にとって良くないことなので、ご自身で補充するのではなくお近くの整備工場やカー用品店で入れてもらうことをお勧めします。幸いエアコンガス補充であればそこまで費用も掛からないので、一度補充してみてください。
最後に③の場合ガス漏れやエキスパンションバルブのつまり、など様々な原因が考えられます。ここまでくると個人では原因を特定できないので繰り返すようですが整備工場にお持ちいただくことをお勧めします。
まとめ
エアコンが冷えないといったことだけでもこれだけの原因が考えられます。場合によっては、大惨事になりかねませんので個人でできない範囲の修理であれば是非お車を整備工場に入れてください。
カー用品店や大手整備工場では値段が高すぎて修理できないといったお悩みもあると思います。
弊社はお客様に寄り添ったサービスを心掛けて良心的な価格で整備していますので、お近くにお住いのお客様は是非一度お越しいただければ幸いです。